小児科
医療法人あおぞら会 駒寄こども診療所
群馬県北群馬郡吉岡町大久保2276

TEL: 0279-55-5252

北群馬郡吉岡町大久保

駒寄こども診療所

小児科

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乳児期後半から幼稚園、保育園の前半までは感染症(特にウイルス感染)にかかる頻度が多い時期です。
突然の高熱やひどい咳、嘔吐などで、ご家族はとても心配されます。
小児科医の役割の一つは、これらの症状の原因を診断した上で、的確な治療やアドバイスをすることです。
また、かかりつけ医としては、一人の子どもさんを繰り返し診察することで、その子の体質や病気のかかりやすさを判断することができるようになります。
たとえば、鼻かぜに中耳炎を併発しやすい子かどうか、ゼイゼイが過去にあり、繰り返す可能性はないか、などを判断します。
気管支喘息については、症状に応じて、定期的に受診してもらい治療を継続しています。

感染症の診断については、直接病原体をPCRやLAMP法にて証明する方法(外注検査で数日要します)や各種の迅速検査キットにて病原体に特異的な蛋白質を検出する方法があります。また症状により血液検査や胸部レントゲン検査(小学生以上)を行う場合もあります。

乳児早期のRSウイルス感染や百日咳などの感染症は呼吸困難や無呼吸を起こし重症化しやすいため注意が必要です。

以上のように感染症、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、便秘症、夜尿症など診療しています。

また、お子様の発達に関する相談も、問診と診察の上で必要に応じて専門施設に紹介しています。



お知らせ

インフルエンザワクチンのお知らせ

今年から当院では、経鼻生ワクチン(1回のみ接触)を使用します。(2歳から18歳)

従来のHAワクチン(注射)より免疫効果が強く、持続期間も1年近くあります。生ワクチンですので、軽度の症状が出る場合があります。この経鼻ワクチンを接種できない方は、免疫の病気のあるお子様、上気道の感染によって、喘鳴(ゼイゼイ)を合併し、吸入などの治療、ステロイドなどを使用したことのあるお子様です。また接種数日前から鼻汁や咳のある場合なども延期になります。気管支喘息で当院に定期受診されている患者さんは安定していると判断されれば接種可能です。1歳台と19歳以上で予防接種希望の方は、従来の注射ワクチンを使用します。

9月8日9時からインターネットで予約をお受けします。

経鼻生ワクチンを接種後2週間は、迅速検査でインフルエンザが陽性になりますので、この間の発熱でインフルエンザの検査や抗インフルエンザ薬の処方はできません。(使用によりワクチンの効果が不十分になります)、そのため流行が始まってからの接種はお勧めできません。


l流行状況

9月16日

新型コロナウイルス感染症は、前回の記載(8/10)後も8月の夏休み中は乳幼児から小学生まで、主に大人からの家族内感染が認められました。9月の第2週から吉岡中学の各学年で陽性者が多く、クラブ活動や学級内の感染と思われます。

RSウイルス感染症が乳幼児で地域の偏りなく流行しており、生後1~3か月の乳児のいる家庭は細気管支炎の症状に注意して下さい。(鼻汁と軽度の咳から始まり、数日以内に、多呼吸、喘鳴、低酸素状態を伴う呼吸困難を起こした場合は入院が必要になります)

マイコプラズマ肺炎は先月同様、地域や施設に偏りなく10数人が来院加療を受けています。

溶連菌感染症も地域に偏りなく10数人が来院加療しています。

ヘルパンギーナは一部の保育園で流行が認められました。リンゴ病は吉岡町の幼保育園と小学校で流行が続いています。百日咳は前回以後も8月下旬まで陽性者が多くみられましたが、9月になり新たな感染者は来院されていません。


8月10日 


新型コロナウイルス感染症は7月末から大人での流行の情報があり、今週は当院でも5人の児が陽性でした。症状は1~2日の発熱、頭痛、咽頭痛、関節痛、軽度の咳嗽で、先行した家族の感染や学童の友人の感染を参考に検査しています。重症感はなく、夏風邪ウイルス感染による発熱と症状からの区別はできないと思います。ただ、発熱の子供すべてを検査することはありません。

小学生と中学生の百日咳の流行は先月同様に、1か月で15人程度でLAMP検査で陽性が続いています。マイコプラズマ肺炎も先月同様、地域に偏りなく、1か月で10人程度、保育園児と小学生で診断、加療しました。RSウイルス感染症は吉岡町の保育園で流行しています。溶連菌感染症は地域に偏りなく、5才から小学生で増加傾向です。リンゴ病の流行もまだ続いています。


7月15日

夏風邪ウイルスの感染症(エンテロウイルス属)と疑われる1-2日の高熱、頭痛、倦怠の児がやや多く来院されるようになりました。まだ衛生研究所などからのウイルス情報はありません。一部の保育園でヘルパンギーナが流行し始めている様子です。

小学生と中学生の百日咳の流行は同様に続いています。当院では主にLAMP法という遺伝子検査で鼻咽頭から百日咳菌を検出しています。外注の検査ですので結果は2-3日かかります。9歳から13歳までの方から検出されています。
マイコプラズマ肺炎も6歳から11歳の小学生で吉岡、榛東、渋川と学校に偏りなく散見されています。
リンゴ病の流行もまだ続いています。溶連菌とアデノウイルス感染症も散見されています。ウイルス性の急性胃腸炎(嘔吐下痢症)の流行も続いています。RSウイルス感染とヒトメタニューモウイルス感染は一部の園でいる様子です


6月10日  (6/8の当番医の流行状況も含めて)

小学生と中学生で百日咳の流行は続いています。家族内で両親などに感染が広がっている家庭もみかけます。予防接種未接種の乳児がいる家庭では引き続き警戒してください。
リンゴ病の流行も続いています。パルボウイルスB19というウイルス感染が原因です。このウイルスに感染したことのない(免疫のない)妊婦さんが感染すると、胎児に重症な貧血が起こり、胎児水腫という状態になることがあります。また先天性の溶血性貧血の患者さんも輸血を要する貧血になることがありますので、このウイルスの免疫(IgG抗体)があるかどうか、かかり付けの医師に相談しましょう。
その他、ウイルス性胃腸炎の流行も続いています。マイコプラズマ肺炎は小中学生で散見されます。発熱とややひどい咳が続きます。溶連菌、アデノウイルス感染症も散見されています。


5月21日

百日咳が小中学生で散見されています。マイコプラズマ肺炎は小学生や一部の保育園児が来院されます。ウイルス性胃腸炎は地域全体で流行が続いています。小学生で伝染性紅斑(リンゴ病)が流行している学年があります。その他、RSウイルス感染症、溶連菌感染症の方もいます。
予防接種が未接種の乳児の百日咳は重症になりますので注意が必要です。



休診のお知らせ
 



マイナ受付

ー 当院ではマイナンバーカードによるオンライン資格確認を行う体制を整えております。



当診療所の特徴

Feature01

Feature01
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各種迅速検査が可能です。

・血液検査
・尿検査
・心電図
・レントゲン(小学生以上)

Feature02

Feature02
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予防接種待合室(別室)があります。

Feature03

Feature03
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予約以外の患者さんも診察可能です。


診療時間


午前
午後

■診療時間
9:00~12:30
14:30~18:00

■受付時間
8:30~12:00
14:00~17:30

■休診日
水曜・土曜午後・日曜・祝日


医療法人あおぞら会 駒寄こども診療所のご案内

■院長
関 裕介

■住所
〒370-3602
群馬県北群馬郡吉岡町大久保2276

■診療科目
小児科

■電話番号
0279-55-5252